ライトノベル リリアとトレイズW レビュー

リリアとトレイズ 6 (6) タイトル リリアとトレイズY
著者 時雨沢恵一
イラスト 黒星紅白
出版 電撃
発売日 2007年4月


執筆者:jade 評価:
春休み明けに控えている学院恒例のダンスパーティー。
クラスメイトたちは続々と相手が決まる中、リリアだけは、ダンスの相手が決まらないまま、母親のアリソンと列車での旅行に出かけた。
一方、トレイズは、婿入り話が出ている国のお姫様の、お忍び観光案内役を引き受けるはめになっていた。
しかも、そのお姫様の護衛はトラヴァス少佐。
彼らが道中で“偶然”出会ったとき、大事件が起こる―――
大人気シリーズ『リリアとトレイズ』、ついにクライマックス!?

う〜ん、端的に感想を言えば、「良くも悪くも『リリアとトレイズ』らしい内容だったなぁ…」って感じかな?
や、トラヴァス少佐を手玉に取った“囚人四十二番”の鮮やかな作戦や、グラツ・アクセンティーヌの復讐劇の結末など、今回のエピソードは構成・展開・内容ともに文句のつけようが無く、過去最高の盛り上がりを見せてくれたんですよ。
…8章の途中までは。

完璧な展開を最後の最後で台無しにしたのは、“囚人四十二番”ことウィーゼルの性格(性癖)と、トレイズのヘタレっぷりでした(´Д⊂

まずはウィーゼル。
途中まではあのトラヴァス少佐を罠に嵌めるほどの策士振りを発揮し、8章ラストの挿絵で意外と若くてかっこいいことが判明。
天は二物を与え…と思った直後に、アレだもんなぁ…
こいつの言動のせいで、シリアスな話が一瞬でコミカルな話に変わっちゃいましたよ(苦笑

そして最大の戦犯がトレイズ。
ウィーゼルとの一騎打ちで、今度こそヘタレ返上かと思いきや、あの場面であのセリフはないだろ…_| ̄|○
せっかくあのリリアが顔を赤く染めてたのに、威風堂々とあんなことをのたまうなんて…
そこは「リリアを愛してる!」って、告白するとこだろうが!
この大馬鹿野郎ー!(ノ `Д´)ノ┻━┻
返せ!俺の胸の高鳴りを返せー!。・゜・(/Д`)・゜・。ウワァァァァン

グラツ・アクセンティーヌが自身の復讐劇に決着を付けた件では思わず目頭が熱くなったし、トレイズがリリアへの気持ちを吐露する直前までの流れには気分が高揚するほどときめいたので、最後にトレイズがボケさえしなければA+を付けるつもりだったんだけどなぁ…

あとがきによれば、今回のエピソードで一つの区切りがついたため、続きを書くかどうかは未定とのこと。
う〜ん、ラストシーンはこの二人らしい終わり方なんだけど、正直、消化不良の感が強いので、個人的には続きを書いて欲しいなぁ…
そして今度こそトレイズにヘタレ返上の機会を与えて…も無理だろうなぁ(苦笑


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